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PMS(月経前症候群)について

こんにちは!方南町ふれあい整骨院です!
今回は、⽉経前に心と体のバランスを崩してしまう「PMS(月経前症候群)」に対して、東洋医学の視点から鍼灸治療がどう関わっていくのかをお話ししたいと思います。


⽣理前に起こる不調は「気・血・水」のサイン

東洋医学では、⼈の体は「気(き)・血(けつ)・水(すい)」という3つの要素によって支えられていると考えられています。

PMSのように⽉経周期に合わせて現れる不調は、この「気・血・水」のバランスの乱れや、五臓(特に「肝」「脾」「腎」)の働きの低下が原因とされます。


東洋医学では「肝」は気の流れ(気機)と感情のコントロールに深く関わる臓腑とされています。

  • イライラしやすい

  • 急に怒りっぽくなる

  • 気分の浮き沈みが激しい

  • ・胸や脇が張るような違和感

これらはすべて、「肝の気滞(きたい)」という状態に由来していることが多いです。


「脾(ひ)」は、飲食物からエネルギー(気)と血を生み出す源
ここが弱っていると、PMSのときに次のような症状が出やすくなります

  • 食欲の変化(過食または拒食)

  • ・下痢・便秘

  • 倦怠感

  • むくみや重だるさ

脾が弱ると、「血(けつ)」の生成も滞り、全身に栄養が行き渡らなくなってしまいます。


東洋医学での「腎」は、西洋医学でいうホルモン分泌の機能に近い役割を担います。
年齢によるホルモン変化や月経不順、不妊などにも「腎虚(じんきょ)」という概念で説明されます。

PMSが⻑引いている、または年々症状が重くなってきたという方は、「腎」のエネルギー不足が背景にあるかもしれません。


鍼灸治療では、「肝・脾・腎」のバランスを整え、全身の気血の巡りを良くすることで、PMSの症状を和らげるアプローチを行います。


  • 三陰交(さんいんこう):肝・脾・腎、3つの経絡が交わる女性の万能ツボ。生理不順・冷え・むくみに。

  • 太衝(たいしょう):肝の経絡上。イライラ・怒りっぽさ・胸のつかえ感に。

  • 関元(かんげん)・気海(きかい):下腹部にある「元気」の中心。ホルモンバランスや生命力のサポートに。


鍼灸師は、患者さんの舌の色や脈の状態、お腹の張りなどを総合的に診ながら、その人に合ったツボを選んでいきます。


薬のような即効性はないかもしれませんが、鍼灸には「根本から体質を整える力」があります。
特にPMSのように毎月繰り返される不調は、「その場しのぎ」よりも「再発を減らす」視点がとても大切です。

継続して通うことで、生理前の揺らぎが少しずつ和らぎ、「あれ?今回あんまりつらくなかったな」と気づく瞬間がやってきます。


東洋医学では、月経は女性の体調を表す「バロメーター」とされています。
PMSの症状は、「体からの声」であり、「無理してるよ」「ちょっと疲れてるよ」というサインかもしれません。


鍼灸治療は、その声に静かに耳を傾け、整えていくための方法のひとつ。
薬だけに頼らず、自分の体のリズムと寄り添うことで、PMSはきっと変わっていきます。


お困りの方はぜひ受けてみてください。


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