【子どもに多い「肘内障(ちゅうないしょう)」】 〜お母さんに知っておいてほしい予防と対処〜
こんにちは!方南町ふれあい接骨院です!
今回は、小さなお子さんによく起こる 「肘内障(ちゅうないしょう)」 についてお話しします。
肘内障はとても不安になる症状ですが、正しく理解しておくことで落ち着いて対応できます。
◆肘内障とは?
肘内障とは、肘の関節を構成する“橈骨頭(とうこつとう)”が少しずれてしまう状態です。
1〜5歳くらいの幼児に多く、関節や靭帯が柔らかいため、軽い力でも起こりやすいのが特徴です。
◆なぜ起きてしまうの?
・手をつないでいて、子どもが転びそうになったときに腕を引っ張った
・遊びの最中に手を持ち上げたり、ぶら下げたりした
・きょうだいが手を引っ張って遊んでいた
・着替えのときに腕を無理な方向に動かした
「そんなに強く引っ張ったつもりはないのに…」
という状況でも簡単に起こってしまうため、どのお母さんにも可能性があります。
◆肘内障になるとどうなる?
多くのお子さんは次のような様子を見せます。
・腕をだらんと垂らしたまま動かそうとしない
・肘を曲げたり、手のひらを返す動作で痛がる
・腫れや内出血はないことがほとんど
見た目では分かりづらいため、お母さんはケガに気づかないこともあります。
◆その場で治そうとするのは危険です
ネットや動画で紹介されている方法を見て、「自分で治せるのでは?」と試される方もいます。
しかし、自己流の整復は非常に危険です。
・逆に痛めてしまう
・本当に肘内障なのか判断できない
・骨折など別のケガの可能性がある
こういったリスクがあるため、 ご家庭での整復は絶対におすすめできません。
◆接骨院での施術について
肘内障は、専門的な評価を行い、適切な整復を行うことで、
多くの場合 その場で痛みがなくなり、すぐに腕が動かせるようになります。
施術はお子さんに負担をかけないよう、やさしく短時間で行いますのでご安心ください。
◆再発予防のポイント(お母さんへ)
肘内障は 一度起こすと再発しやすい ことが知られています。
普段の生活で以下の点に気をつけてみてください。
① 手を急に引っ張らない
段差でつまずきそうなとき、急に走り出そうとするときなど、
反射的に手を引いてしまいがちです。
腕ではなく体を支えるイメージでサポートしてあげてください。
② “ぶら下がり遊び” を控える
・手を持ってくるくる回す
・両腕で子どもを持ち上げる
これは肘内障の原因として非常に多い動作です。
③ お着替えはやさしく
袖を通すときは、無理に引っ張らず 少しずつ手を通すようにしましょう。
④ 上のお子さんにも注意
「遊びで手を引っ張ったら肘内障に…」というケースは非常に多いです。
きょうだい間での遊び方も、少し気にかけてあげてください。
◆最後に
肘内障は突然起こるため、お母さんは驚いたり不安になったりしがちです。
ですが、適切に対応すれば多くの場合すぐに元気に腕を使えるようになります。
もし同じような症状が見られたら、
我慢させず、早めに接骨院・医療機関へご相談ください。
お子さんの健康とお母さんの安心を、当院は全力でサポートいたします。
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