坐骨神経痛は梨状筋だけではない!?
こんにちは!
方南町ふれあい整骨院です!
今回は坐骨神経について話していきたいと思います。
坐骨神経痛は腰~下肢にかけて痛み、しびれなどが起こる疾患です。
坐骨神経は身体の中で最も太い神経で大腿の裏から足の裏の感覚を支配しています。
坐骨神経がなんらかのところで狭くなったり、圧迫されると
その周辺に感覚麻痺や痛みなどの症状が引き起こされます。
また狭窄部位もいくつかあり、代表的には腰椎、梨状筋がございますが
その他にもありますのいくつかご紹介いたします!
①梨状筋の下
坐骨神経は梨状筋の下を走行します。
梨状筋が硬くなったり、圧迫などで症状が誘発します。
また梨状筋の下に線維性バンドと言ったバンドみたいな膜が形成することがあり
症状が出てきます。
②内閉鎖筋複合体
複合体とは内閉鎖と上下双子筋のことを言います。
その複合体は坐骨神経の下を走行し複合体が緊張が高まると圧迫の可能性が高まります。
③坐骨と小転子のインピンジメント
股関節伸展、内転で坐骨と小転子の間が狭くなります。
坐骨と小転子の間には腰方形筋もあるため腰方形筋のむくみ、炎症でも
症状が見られるケースもございます。
これが原因で症状が誘発している場合、長い歩幅で歩行した際、臀部の痛みが誘発され
逆に短い歩幅で歩行した際、痛みが誘発されないといったことが起こります。
④坐骨と大転子のインピンジメント
股関節屈曲、外転、外旋で坐骨と大転子の間が狭くなります。
これが原因で症状が誘発している場合、あぐらで座ると痛みが誘発されます。
⑤ハムストリングスの繊維性癒着
ハムストリングスの中で坐骨神経と一番隣接している筋肉が半膜様筋になります。
また坐骨神経は半膜様筋の側方を走行しておりハムストリングスの炎症や癒着で
症状が誘発されます。
坐骨神経の狭窄部位はこれ以外にもございます。
坐骨神経痛は梨状筋症候群が一番多いと言われておりますが
腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、変形性腰椎症、腰椎分離症など
様々な疾患で起きることがございます。
また症状が悪化すると、歩行困難、間欠性跛行、膀胱直腸障害などが起こり
日常生活に支障をきたすこともあります。
もし症状が一向によくならない場合は医療機関で受診するのをおすすめします。