ウィンタースポーツで増える骨折とケガの危険性 ―安全にシーズンを楽しむために知っておきたいこと―
こんにちは!方南町ふれあい整骨院です!
冬が近づくと、スキー場やスケートリンクが本格的に賑わい始めます。
その一方で、
整形外科には骨折や靭帯損傷の患者さんがぐっと増える季節でもあります。
ウィンタースポーツは爽快感が魅力ですが、スピードが出ることや転倒の仕方によっては、思わぬ大ケガにつながることも。
この記事では、冬に多い骨折と危険性、そして予防のポイントをまとめました。
1. ウィンタースポーツで特に多い骨折
① 手首の骨折(橈骨遠位端骨折)
スノーボードで転倒した際、反射的に手をついてしまい起こりやすい骨折です。
腫れや変形が目立ち、痛みで手が動かせなくなります。
② 鎖骨骨折
スキーでもスノーボードでも多い代表的な骨折。
転倒して肩から落ちたときに発生しやすく、「ゴリッ」とした感覚や強い痛みが特徴です。
③ 肋骨骨折
スキーでの衝突や、後ろに倒れた際に起こることがあります。
咳や深呼吸で痛むのが特徴で、気づかず滑り続けて悪化するケースも。
④ 足首・足の甲の骨折(リスフラン・踵骨など)
ジャンプ着地の失敗やスキー板の固定力によって足に強い力がかかり、
リスフラン関節損傷など見逃されやすい骨折もあります。
⑤ 脊椎骨折
高速での転倒やジャンプの失敗で起こる重大なケガ。
軽度でも放置すると後遺症が残るため要注意です。
2. なぜウィンタースポーツはケガが多いのか?
■ スピードが出やすい
雪面ではブレーキが効きにくいため、想像以上の速度で転倒することがあります。
■ 寒さで筋肉が硬くなる
準備運動不足だと、筋肉・靭帯が伸びにくく、ひねっただけで捻挫や骨折のリスクアップ。
■ 装備の誤使用・サイズ不適合
特にスキーブーツやスノーボードブーツが合っていないと、足の骨折・靭帯損傷の原因に。
■ 疲労による判断力低下
夕方はケガが増える時間帯。疲れてくると転倒しやすくなります。
3. ケガを防ぐためにできること
しっかりしたウォームアップ
- ・ジョギングやジャンプで体を温める
- ・軽いストレッチで関節周りを動かす
たった10分でケガのリスクが大きく変わります。
正しい装備を選ぶ
- ・手首ガード(特にスノーボード)
- ・ヘルメット
- ・合ったサイズのブーツ・ビンディング
- ・防護パッド(ヒップ・膝)
技術レベルに合ったコース選び
無理に難しいコースに挑戦するのは事故のもとです。
疲れたら潔く休む
「あと1本!」が一番危険。
4. 転んだあとにやってはいけないこと
- ・痛みを我慢して滑り続ける
- ・腫れているのに温める
- ・無理に動かす・引っ張る
特に骨折や靭帯損傷は初期対応が早いほど回復がスムーズです。
「ちょっと痛いだけ」と思って後から悪化するケースは本当に多いです。
5. まとめ ― 安全に楽しむために
ウィンタースポーツはスリルと爽快感を味わえる最高のアクティビティですが、
その裏側には骨折や重傷につながるリスクも確かに存在します。
正しい知識と準備、そして少しの注意でケガは大幅に減らせます。
安全対策をしっかり行い、この冬のスポーツを安心して楽しんでくださいね
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